ナ マ 風 呂

ナマックカフェのお知らせと湯加減
途中下車の湯

JR. 直方駅で¥500玉を入れて¥460のチケットを買い久しぶりに行く当てのない「途中下車の旅」をはじめた。
博多までのローカル駅にも魅力的な風景が沢山あり何時何処で降りてもいい様に¥500玉を入れたのだ。
山間の無人駅は魅力的ではあったが店も縁もない身にはさすがに寄る辺がなさ過ぎて降車の勇気がでなかった。
博多でも下車せず構内の立ち食いラーメン屋の「素ラーメン¥350」を堪能してからそのまま鹿児島本線に乗り換えた。
熊本の古い友人を訪ねる旅路である。

食後、荒木行きの快速に乗るとお盆のわりにはすいていて網棚にザックをあげて坐る。隣席の兄さんが「大きな荷物ですね」なんていうので横浜から来たんですよ、とか返しながらこの列車の途中駅の近くにいい温泉とかありませんかね〜?と尋ねた。その久留米出身のおにいちゃんは「観光地とかじゃなくて、あんたはさびれた感じがすきなんでしょう?」なんて気のきいた返事で子供の頃行った「船小屋温泉なんかは誰も知らないし、はやってなくていいんじゃないですか〜?」っとすすめてくれた。

それで決まり。よし!知らないけど面白い!途中下車地が決まった。
兄さんにナマックカフェの名刺を渡し横浜に来たら寄ってね、な〜んてお礼を言いながら分かれた。
持っていた古い地図で確認するとなんだかわくわくしてきた。
JR. 筑後船小屋温泉駅で下車して駅員さんに道を訊ねるも誰もおらず、そのまま出る。

強い日差しの川沿いを歩けば古い祠やら地元の神社やら。
お参りをしながら矢部川上流の赤い橋をめざした。

初めての土地はいつでも新鮮でおもしろい。
知らない地形に直感力。

すれ違うおばあさんに「舟小屋温泉は何処ですか?」「安い宿はありませんか?」などとたずねるとむかしからの温泉地はこっちだがもうすたれているという。
「この先の幼稚園の横に¥3000の宿があるけど、私は泊まった事がないのでよくわからない」と言うお答え。
それで決まり。「旅はタイミングと直観だ」迷いのゆとりは捨て去ろう。



小松屋旅館さんは実は老舗で他の宿屋はほとんどが閉めたのだそうだ。
朝飯付きで¥500をプラスして投宿した。
飾り気のないあたたかさのいい宿、母屋の下に用水路が滔々と流れており、この地方の水の豊かさを感じる。
水上に家屋を建てる場合は「水上税」というのを市に納めるそうな。いくらかは訊き忘れました。

「2016年8/14(日)〜15(月)最訪。あらためておかみさんに尋ねたところ7〜8千円/1年、ということでした。」

温泉は近くのもらい湯に行くのだが、この宿屋のカードを提示すると一日(¥500→¥250)に割り引いてくれる。


(含有成分のマグネシウム、ナトリウム、鉄などが溶け出して階段を溶岩のように滞積している様子)

含鐵炭酸泉では日本有数、あるいは日本一だそうで、初めての泉質に二泊三日を堪能する。
源泉は33°〜39°くらいのぬる湯ではあるが時間をかけてゆっくりつかれる「毒だしの長湯」であった。

旅のスイッチが入ると扉を開けるキーマン(鍵人)とともに時間軸の揺れがはじまる。
あらがわず、タイミングに乗れば縁が巻き起こる。
たった一週間であったが「旅はするもの」とあらためて確認した湯治であった。


マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉
(低張性中性低温泉)
(旧泉質名:含土類ー重曹温泉)

銭湯日記 | 02:53 | - | -
腰痛しっぷ
 風呂上がりに涼んでいると下足番をなくしたという七十がらみのお父さんがうろたえていた。
町工場の職方を引退して三時の開湯から早々通う地元常連のひとりで、色白でそれほど体格はよくはないが粘り強い表情の先輩だ。
 うすい髪をふりながらきょろきょろ歩き回るところへ、番台のおかみさんやこれまた常連の年配のおっさん(総白髪でやはり七十がらみだがこちらは大柄で現役の中小工場の社長っといったかんじの)が「ロッカーん中に忘れてんじゃないのー!」とか「どこのロッカーつかったのよ〜?」とかわたしも一緒になってきょろきょろしたりしてにわかに「下足番探し」がはじまり、程なくして本人がやはり自分のつかったロッカーで見つけた。
 「ほ〜ら〜、やっぱり〜!」「しっかりしてよ〜!」なんておかみさん。「ははは〜、ぼけてんだろ〜!」なんて社長さん、常連じゃあない私の方へ目配せして「なあ!」ってかんじでウィンクしたりして、私もにっこり返し、どうもここ生麦は下町で人なつっこくてあたたかい。湯屋はからだを洗うだけじゃなくこうして人情や世間があっておもしろい。ウィンクした社長はそそくさと帰り下足番のお父さんはドーナッツ座のスチール椅子に腰掛けておかみさんと世間話をはじめた。私は髪をかわかしたり「マッサージ椅子」をやったりしてから湿布を背中に貼ろうとした。


(最近少なくなった「揉み機」3分¥20で右脇のレバーを回して上下を調節する。私は時間があれば¥60程はこれで揉む)

すると下足番お父さんが「おう、背中はよう、貼るのがむずかしいからよう、おれが貼ってやるよう!」「うしろ 向きな!」
「あ、ありがとうございます、じゃあお願いします。」
っと湿布を手渡し「このへん」を指示しお父さんに貼ってもらった。
「な!湿布はな、ヒトに貼ってもらうのがいいよな!」「いやあ、そうですね!ありがとうございます!」



 川崎鶴見神奈川エリアで京浜急行より外側、つまり港側はむかしからガラが悪いので有名だが労働者や職人がひしめく下町はざっくばらんでいい。何処の國に行っても治安の悪さや喧嘩っ早さはある種の正直さの顕われだ。
一見荒っぽそうでもヒトとヒトにいい『間合い』がある。

湿布もす〜っと!沁みてきて気持ちがいい。
シャツを着る前に背中の湿布に触れてみると自分で貼るよりもしわしわで「へたくそ」だった。
でも気分はおかげで「しゃん!」とした。
「お父さん、ありがと!」
番台で預けた財布を返してもらい、「お世話様でした!」と笑顔の素敵なおくさんにお礼する。
この朝日湯にはたまには来ないといけない。



一国"イチコク"(国道15号線)沿い生麦の朝日湯温泉は横浜川崎大田区エリアにある「黒湯」の中でももっとも成分が濃いため手を10センチ湯に沈めればたちまちなにもみえなくなる程。効能も疲労回復や火傷、胃腸病、筋肉痛だけではなくヒステリー、神経衰弱、頭部の充血傾向のあるものとか、婦人病とかにもいい様です。なかなかのあつ湯でしっかりあたたまります。
銭湯日記 | 11:30 | - | -
老人の「かたくな」と濡れ足
  むらさき色のズックにむらさきの自転車、爪を黒にぬり(たぶんマジックペンとかで)年齢は70歳代後半身長は当時の人としては大きく175cm. 程、顔は加藤嘉と黄金バットを足してニで割ったように痩せており四肢はとても長く日本人ばなれしている。裸になると痩せ過ぎのためかケツの肉が落ち込んで肛門が露出していた。

 そのため息は深く、湯船に入る時につかれると全体の空気が絶望的に変化する程の陰気をともなっていた。イケイケの健常者からみればその老人は疫病神のごとく「負」のちからを発揮してみえたかもしれない。
板場に上がるときにはからだを拭いて乾いた足であがるのが常識だが、彼はびしょびしょでいつもあがり、靴下をはき終えた人などは彼の歩いた濡れ足跡を踏むと乾いたところで
帰ろうとしていたのに「あぎゃあ!」濡れちまった!となる。
 これがまさに公衆浴場の基本ルールであり、最近「濡れ足」でどかどかやる輩も見受けられるが先輩である戦中派がなにをしやがる!と何度か注意をした。「おとうさん、拭いてからあがんなさいよ」番台のおかあさんはしかたなく、彼が帰ったあとをくまなく拭いて廻ることになる。
何度か注意しても彼は聞こうともせず相変わらずの傍若無人ぶりに同世代のおじいさんが「あんた、いくらゆっても無駄だよ、あのひとはぼけている。ほっときなよ」とたしなめられたりもした。

長いこと同じことが続いたため、おかあさんのかわりに私が濡れ場を拭いたりもした。やっぱりいくら言ってもダメなものはダメなのか。
 半年が過ぎた頃相変わらず濡れ足であがってあるくおじいさんを横目でながめ、自分は髪を乾かしたり、石けんをしまったりしていた。
そのとき、そのおじいさんが(おかあさんがそのために買ったモップをつかって)自分の濡れ足跡を拭き始めたのである。
板場にいた私ともうひとりの老人、そしておかあさんはお互いに目を合わせておどろいた。

 ささっと拭き終わり、さりげなくかえる老人の姿はとてもいさぎよかった。かなりの驚きとともに目をあわせた三人だったがその後一回もこの話題にふれたことはない。

あれから半年。今度は姿をみせなくなった彼のことが気になってしょうがない。


洗い場から差し込む西陽が板場にまぶしい!


銭湯日記 | 03:14 | - | -
命を洗う
 

駒岡にある第二岡の湯は今は数少ない正統派な銭湯のひとつでここの老夫婦には本当にお世話になっている。
自分の心が「よれそう」になったときには身体とともにここであたためて、もどしてもらう。2:30Pm. から開湯して近所のおじいさんや町工場の職工さんや、個人タクシーの運転手さんや私の様な「冷え性」や、いろいろなのが日暮れ前に世間よりひとあし先に「ゆるむこと」を楽しみにやってくる。
日暮れ前のこの時間にはちょっと一般社会からリタイヤしたりアウトしたり「ひと休み」したりする人がほとんどだ。
運営を心配する程ガラガラで、広い窓から西日が差し込むタイル敷の洗い場でそれぞれの人生が「ぽつん」とからだを洗っている。
かつても紹介した様にここの湯はものすごく熱く、長湯はできない。
この日もサクッと体を流して熱湯に片足を入れようとすると一列横のカランで洗っていたおじいさんが倒れそうになっていた。スローモーションの様に後頭部が床に向かっている。片足を抜いて「大丈夫ですか!」と、言いながら走り寄り身体を後ろから支えた。久しぶりに触れるお年寄りの身体は濡れた枯れ木のようでいて倒れまいとする意思にみなぎっていて、さらに固くなっていた。
意識はしっかりしている。
「このまま洗い桶を枕にしてたおれますか?」と訊くと、桶はいらないから寝かせてくれ、と言う。「少し横になるとなおるから寝かせてくれ」と言う。
ゆっくりとタイル床に頭をおろしてから「よくこうなるんですか?」と訊くと「うん」と言う。「おとうさん、だいじょうぶ?俺すぐ横で風呂に入っているから調子がわるくなりそうならすぐに声をかけてね!」
「ありがとう、大丈夫。ありがとう」
おとうさんを座り起こしてから熱湯風呂に入った。
湯の中から観察するとおとうさんは泡立たないシャボンで手ぬぐいをたすきに背中をこすり始めた。
「これなら大丈夫だな、よくおこる事なんだな」と思いながら番台のおかあさんを見ると、すべてをつぶさに見ていながら安心してスタンバっていた。
「おとうさん、よくこうなるの?」「うん」「じゃあ、後ろに倒れて、後頭部を打たない様に気をつけなきゃね!」なんて言うと、ちょっと口元がゆるんで、
「そうなったらおしまいだ」と言いながら目がわずかに笑った。
死を覚悟しての入浴である。

その後自分の身体を洗いながらも気になって鏡越しにおじいさんの動向を見守っていた。
このとき銭湯には二人しかおらず、先に出る事がはばかれて私もゆっくりつかっていた。
するとここの常連さんで近所の職工さん、で芦屋雁ノ介の演ずる「山下清」似で私が密かに「清さん」と呼ぶ東北なまりのおじさんが来た。「清さん」は他もガラガラなのになぜかおじいさんのすぐ後ろのカランに座り身体を洗い始めた。
へんに安心した私は人間の習慣と直感について学んだ気がした。

これは日常的なことらしく、番台のおかあさんも特に話題にもしない。
おじいさんの身体はチキンの薫製の様である。
シャボンの泡もたちはじめた。
「清さん」はごきげんだ。
どこの世にあっても誠実さは尊いと想うのです。









銭湯日記 | 03:27 | - | -
玉川温泉の岩盤浴
 中途半端な病人は来れない様な、末期がん患者などが集う天然放射線治療の奇跡の地。
医者に見放され湯治にやって来る。北投石(台湾とここ八幡平にしかないラジウム鉱石)によりそう命。長年の不摂生がたたって極度の背痛になやまされていたわたしは岩盤浴をためした。
検査こそしてはいないが、6年前にすでに酒を禁止されていたわたしの内蔵ははれていた。
荒治療とは知りつつも変化を望んだ。はたしてどのように効くのだろうか?
果てしない実験の旅はつづく。
有名な岩盤浴小屋にはおこがましくていけなかったので、雨の中ブルーシートをかぶりながら半日近くマッドポッドの脇で汗をかこうとおもった。
こんなところでも多くの人が寝た痕跡は背中が感じた。近くでは噴煙の吹き出る「シュグォワ〜!!」という轟音とともに足下で「ブクブク」いう火山活動。大きな岩に傘をかざし、ブルーシートにあたるポツポツいう雨音も聞いた。
とても疲れていたのでなにも考えずにぼんやり眠ろうと考えていた。
大地のちからがわたしを溶かしてはくれまいか?
たしかに背中は熱いくらいあたたかく、外気は雪が残っている程寒いのだが御座の上に横たわる身はびっしょりと汗をかきだした。
雨はみぞれから雪にかわった。
半分睡眠状態のわたしは「ああ、これは効くう」から「これは気が遠くなるう」に変わって行った。
程なくして、「キィーンン」という耳鳴りとともに意識が遠ざかり始め呼吸が困難になった。そのま放っておくと今度は頭が「シュクォウ〜〜!!」という目眩にも似た強力なリアリティーとともにスローモーションを起こし始めた。ああ、これはヤバい。今までも何度か経験があるがこの時は呼吸が完璧に止まっている。体は動くこともできず、「金縛り」よりも深刻であることがわかった。
金縛りから逃れる様になんとか上半身を動かした後、ものすごい早い呼吸をする。
うああ、ヤバい。と思いつつもかったるくてまた横になる。
すると、また十分程して同じような呼吸停止がおとずれる。はやくここから去るべきなのだがこの時はなぜか何度もスローモーションと「シュコウァー!」という耳鳴りを繰り返した。
あのまま意識が遠ざかれば死んだのかもしれないとおもった。

翌日からは恐れをなして岩盤浴小屋の脇の具合のいい位置に陣取って寝かせてもらった。
今度はまったく具合のいい寝心地で汗もびっしょりかき、その晩は当然のことながら酒も飲めずにバッタリと倒れ寝をきめていた。

あとから考えてみるとあのスローモーションは放射線の影響ではなくある種のガス中毒にかかっていたのではないかとおもった。
病気もヤバいが、治療も死ぬ程ヤバいとおもった。
いずれにしても命がけである。






銭湯日記 | 03:53 | - | -
むじなの湯

9年程前に行った那須湯元の「鹿の湯」は42°〜48°の木の湯船がたしか八つ順番に並んでいてかなり泉質の強い硫黄泉なため入浴前に100回ほど頭から掛け湯をするとよい。洗面器等を持っていなかった自分はあるおじさんから手桶を借りて掛け湯をした。
桶を返しに奥の湯船に行き「ありがとうございます、」さて入るとするか、「ちょっと待て」おじさんはここの湯名主の様に、この湯は一番熱いから、一度にじゃぶんと入ってからだを湯の中で動かしてはいけない。動くと火傷をする、と言う。入ると今までには経験した事のない熱さで「これはヤバい」。おじさんは手もとにある砂時計を逆さにして「これは一分計だから落ちきったら一気にあがるといい」なんて言う。熱湯トランス、浸かろうとする意志と限界に悲鳴をあげかける身体。首も動かせず、目だけで砂を追う。よけいなことはなにも考えられない。じゃぶん、と一気に上がり「お〜まいごっど」なんで私はこんな事しているのか?ひとつの湯船のまわりに車座になった信者たちがこの動静を見守りまたひとり、またふたりと順番に入浴していく。湯船は2〜3人用程のおおきさで複数で入る時はそれぞれが出入りのタイミングをあわせて、互いに湯を揺らさない様目配せをし合う。呼吸がととのった私は今度は知らないおじさんとペアを組む。「いっせ〜の、せっ!」でじゃぶっ!相方が先に動いたり、出たりすると湯がゆれて残った一人も耐えられず飛び出るしかない。今度は二人で砂を追う。チリチリチリ...落ちきった瞬間息を合わせて二人一度にじゃぶっと出る。真っ赤なからだで呼吸を整え目をあわせるふたり。
この時私は「湯船兄弟」を知った。
よく見ると手桶のおじさんはケロイド状に皮膚がただれており、他の人々もなんらかの病人でここが湯治場であることを湯煙が語る。
「あんた、つよい湯が好きなのか?」「はい、いろいろな湯をまわっています」「じゃあ、『むじなの湯』に行くといい。」
ようやく来れたむじなの湯は自噴掛け流しの酸性含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩泉(硫化水素型)で真冬なためかそれほど熱くはなかったが、ぎゅ〜っと効く。入った晩は酒もビール一本程しか飲めず寝てしまう。
この奥塩原新湯には3つの公衆浴場があり「中の湯」「寺の湯」ともに宿泊者はタダ、一般来湯者は¥200を入り口にある箱に入れる。村の源泉「地獄」に行くと地面からもくもくとけむりが立ちのぼり月と太陽を6本のうでの二本でかかげた憤怒の神が見守る。



源泉を飲んでみると酸性なためかなりすっぱい。
鹿の湯とはまたちがった効きかただがやはり私好みの「たおれる湯」でした。
湯船兄弟の教えを忘れず、ようやく来れてやっぱりいい湯でした。
銭湯日記 | 13:48 | - | -
鷲の湯


大口にあるスーパー銭湯の「先駆け」で10:30Pm. から開湯、¥450、サウナ¥100、薄めのラジウム鉱泉、秋田は玉川温泉の天然ラジウム鉱石をつかった設備も併設、広くて熱湯から冷水まで充実、2F. でも露天岩風呂もあり楽しめます。
ロビーにある電動「足裏マッサージ」¥100も効く。
下町の銭湯が生き残るための、ある種、好例でありましょう。結構混んでもいます。
なによりの特徴は、個人的にめぐる銭湯のなかでは「入れ墨率No.1」です。
生麦や、川崎エリアでも高確率なんですが、ここの来湯者の墨は「みごと」であります。
和彫りの色彫りで「ハンパではありません。」
ジロジロ見つめるわけにはいきませんが、美しい迫力のある方々が多い。
そういう人にかぎって板場で普段着を着ると以外と地味で、まったくその筋の人には見えません。ああいう入れ墨ってカッコイイと思います。彫るモチーフと人とが無理なく一体化しています。一つ鏡にならんで一緒にうつると瞬間クラッとしますね。
綱島からはちょっと遠いんですが午前中から入浴できるせいもあってよく通っています。
そんなある日、水風呂にはいっていると、あ”〜!あれは沖縄料理「みやこ」のお父さんでは!さっきまで自分が体を洗っていたカランで入浴前の「流し」をやっている。
「まちがいない」、確信して近寄り、裸どうし、「みやこ」のお父さんですよね?と聞くと「ああ、そうだよ」「お世話になった者です」「うん」「まだ新しいお店やってないんですか?」「もうやってえいるよ」「子安駅のトンネルをぬけるとお寺があるの、左にいくとあるよ」「七島商店会」。じゃあ今度是非行きます!っと先週の(金)の出来事。いやあ、不景気と病気話が多いこのご時世で久しぶりの「景気のいいはなし」におもはずにっこりしてしまいました。「しぶとい事はいいことだ〜!」。
このブログの「この一食」のコーナーで「今はなきみやこ食堂」というタイトルでかつて紹介したことがありましたが、この旅はつづく。
じつは今日七島町を捜索して新生「みやこ」をたずねてきました。
この話は次回の「この一食」のコーナーでおつたえしましょう。
ああ、よかった!
銭湯日記 | 03:14 | - | -
富士の湯


ナマックカフェに最も近くて個人的にも最も頻繁に通う銭湯です。
この一角は小規模ながら自治的な商店街を形成していて、肉屋、八百屋、たばこや、お好み焼き屋、スナック、そうざい屋、中華料理家、一杯のみ屋、自転車屋、コンビニ等の中心にあり、「河沿いに文明ができる」ごとく「銭湯のまわりに文化がひらく」いい例であります。
この「富士の湯」はトータルバランス的にすごい。まず、絵がすごい。タイル絵なんですが細密で、そびえる、でかい富士山。山林の中には小さな小屋が。麓に流れる河の底には水槽。湯船の脇からでかい金魚(年寄で鱗がはげている)が泳ぎ、清潔な公衆サイケデリック。ジェットバスは勢いがありほぐれる。サウナはこの春から¥100になり広い水風呂も解放(休憩室も利用可)。綱島ですからもちろんラヂウム風呂もあり。夕暮れ前の常連さんは年配のくせものばかり。
「藤の湯」とも呼ばれるようです。
広くて、清潔で、ドラマチックで、生活的です。

いつもお世話になっております。
銭湯日記 | 05:52 | - | -
朝日湯(生麦)

国道15号線大黒町入り口交差点傍にある古い銭湯です。
温泉評論家の郡司勇さんによれば日本一の黒い湯は生麦エリアにありここの湯も随一です。「有機物の含有量が分析表上では日本最高の435ミリグラムとなっていた。透明度はほとんどなく、手にすくっても手のひらが見えないほどであった。」(秘湯、珍湯、怪湯を行く!185P.)とうたわれた生麦駅前の「松の湯」は最近なくなってしまったが、この「朝日湯」のラヂウム鉱泉の黒さもハンパではない。湯船につかりながら自分の手を見ると10センチもしずめないうちに見えなくなる。綱島「東京園」の2〜3倍の濃さはある。綱島〜新丸子、鶴見〜川崎エリアのラヂウムの濃さでは私の知る限り一番である。しかも「熱湯」と「超熱湯」とつめたい「水風呂」が同じ濃さで用意してあり、わたしは地元の常連さんとともに「温冷身体錬金術」を繰り返している。
ここは効きます。ものすごくあたたまります。
温泉の効能にはうちみ、ねんざ、疲労回復、皮膚病、婦人病、等々といった能書きのトップにたしか神経疲労、脳性なんとかといったヘヴィーな効き目がのっていました。
15号線沿いにありながら大型トラックの騒音もどこ吹く風、中庭を見ながらラムネを飲んでいるとタイムトリップできる宇宙船です。
銭湯日記 | 02:56 | - | -
横浜下町中乃湯


三好演芸場の先中村川を越えて商店街がきれた右路地裏にある、おそらくこのエリアでは最大規模をほこる銭湯「中乃湯」の登場です。
うち風呂のなかったお宅が多かったせいか今でも活気があり広くて清潔、番台のおばちゃんの感じも最高!です。安心感がある。ほっとする。あたたまる。
庭先にはり出した露天風呂は中心の岩から湯が沸き出す仕組みで開放感があります。内風呂の天井は高く、タイル絵もしみじみ、豪快なペンキ絵についてはもう一回行って確かめます。最近ではこんな古くてかっこいい銭湯にはなかなかはいれません。
庭(露天風呂の脇)にあった南方系の大木が気になりおばちゃんに「なんの木か?」尋ねたところ、あんなにデカイのに「知らない」という豪快な答え、しびれました。
下町のおおらかさが感じられるご紹介です。

これは近所にあるおでんやさんの「おでん」各¥60。
あついお茶といっしょにいただきます。
バイクで来てなきゃ、絶対!近所でビールを飲みます。

銭湯日記 | 01:53 | - | -
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Namak Cafe
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